無音の僥倖



まず魅了されたのはこの可憐な表紙絵。
エロ抜きにしても、魅了されてしまう素晴らしいイラストだが、中身も大満足。
何もかも恵まれている青年が、ある偶然から少女と身体を重ねることになるが。。。
と、ストーリーとしては短編作品にありがちな流れだが、1ページのごとの内容が高密度。
何気ない所作や、表情が繊細に描かれていて、思わず読み手も「丁寧に読まねばならない」と背筋を伸ばしてしまうほどのクオリティ。
少女のもろさや、アンバランスさを掻き立てるような、衣装の着崩し方や、儚い声の弱さがあまりにもリアルで、雑音が少ないところでゆっくりと読みたくなる作品です。
特にエッチシーンは丁寧に描かれていて、ガンガン激しさを感じるエッチシーンたっぷりのエロ漫画も興奮するけど、この作品はどちらかといえばしっとりと質感を感じさせるような(儀式的な??)一種の神秘性を感じます。
行為中の表情だけでなく、細かく子宮の断面図を入れ込んでいるあたりも、作品に感情を入れ込むのに一役買っています。
あそこに指を入れる描写、射精する瞬間など、少女の身体の脈動を際立てるように、適切なタイミングで断面図が入り、性的な快楽の瞬間を読者とリンクさせてくれます。
完全に余談ですが、この漫画に出会うまで「断面図」の属性はピンとこなかったのですが、いけない扉を開いてしまった気がします。
少女の内側に潜む謎、それはいったい何なのか??
最後に若干のホラーを残して終了になるが、そこまで描写もグロテスクではないので、そのジャンルが苦手な人でも安心。
考察が好きな方なら、三度見返して自分なりの考察を立てるのもいいかも知れない。
全編に渡って上品さを感じさせる作品で、買ってよかったと感じさせる作品。
※PDFになっている点も個人的に嬉しい点でした
あとがき
ひとつでもお気に入りの作品が見つかれば、過去作を伝って芋づる式でエッチな漫画が見つかっていくのって良いよね(*’▽’)
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