:問題提起
きっかけは、【公式】COMIC LO編集部のこの記事
まあ公共のものではないので別にいいんですが、ロリコンであることの異質さってのを肌身に感じるとき、いろいろ考える契機にもなります。過去のないし現在のLGBTQの人達の置かれている立場のしんどさって同じなのかなーとか。現実世界のそんなモヤモヤは受け流しつつ、そこから湧き出る「ロリコンのアイデンティティ」みたいなのも漫画に込めるべく、日々作家さんと打ち合わせしています。
「ロリコン」であることを、どう受け止めてるかって大事!!
数あるロリ作品の中でも、避けて通れないテーマが主人公の性癖「ロリコン」への向き合い方。
ロリコンであることを隠しながら生きるタイプもあれば、公言して清々しく生きるタイプ、はたまた、ストライクゾーンに”ロリ”も含まれているからロリコン、なんてとらえ方もあるかもしれません。
今回はこれまで私が読んできたロリ作品をご紹介しながら、各作品の”社会”に対する主人公の「ロリコンへの向き合い方」に着目してまとめていきたいと思います。
https://lolinaseikatu.com/%e6%96%b0%e4%bd%9c%e4%bd%8e%e8%ba%ab%e9%95%b7%e3%83%ad%e3%83%aaav%e3%81%ae%e3%82%af%e3%82%aa%e3%83%aa%e3%83%86%e3%82%a3%e3%81%8c%e3%83%8f%e3%83%b3%e3%83%91%e3%81%aa%e3%81%84-%e5%b0%8f%e3%80%87/
“社会”から罰せられることに恐怖するロリコン
ゆいはちゃんと幸せです

恋愛対象としての”ロリ”
歳端もいかない女の子を恋愛対象としているおじさんが主人公。
世間ではそれが許されないことと知ったうえで、衝動的に自宅に連れ込み監禁します。
恐怖で制することでロリを疑似的に洗脳することに成功しつつも、いつか少女が成長し今のいびつな関係が崩壊する恐怖を抱えながら、幕を閉じます。
犯罪であることを自覚しつつ、いつか社会に罰せられる恐怖を抱えながらロリを抱く、印象深いENDの作品です。
https://lolinaseikatu.com/%e3%81%a9%e3%81%a3%e3%81%a1%e3%81%8c%e5%a5%bd%e3%81%bf%ef%bc%9f%ef%bc%9f%e3%83%ad%e3%83%aa%e3%83%89%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%81%ae%e3%82%88%e3%81%86%e3%81%aa%e3%83%ad%e3%83%aaav%e5%a5%b3%e5%84%aaor/“社会”のルールよりも、自身の信念を優先するロリコン
わんぴいす完全版


「ロリコンであること」をテーマにド直球で挑んでいる作品。
世間から見ればどう考えても犯〇者なんだけど、登場人物の表情はみなさわやか。
作品に同梱されている”わんぴいす完全読み本”で登場するキーワード「永久指針(エターナルポーズ)」は、この作品に登場する男性キャラクターたちの特徴を如実に表している。
「捕まるのが怖いとかそういう次元じゃなくて、ただ自分の内なる力を信じて進む。今を信じて生きる。」
その結果として突き進んでいるだけであって、ロリコンだから云々ではない事が熱く語られています。

衝撃的なおまけですよこれは。
「世間からの目を気にして「好き」や「嫌い」の基準を変えていいんか?」
「それってファッションやろ!?」
「自分とちゃんと向き合って”好き”って言ってるのか??」
と、問いかけてくるような、ガツンとした衝撃をロリコンに与えてくれるような作品です☆
“社会”からの罰を受け入れ、十字架を背負って生きるロリコン
サトリ○女とロリコンと

ロリにしか興奮できない主人公がサトリの少女と出会い、世間の軋轢と戦う物語。
主人公は”ロリコン”が世間からどれだけ辟易され、嫌悪感を抱かれているものかを十二分に理解しているため、ひたすらにそれを隠そうとします。
しかし、人の心が読めてしまう”すずめ”と出会い、自身が抱える性癖について向き合っていくことになります。
ロリコンであること。
人の心が読めること。
別種類の異端ではあるけど、異端であるからこそ許し、求め合える関係性が美しくもはかなく描かれています。
社会が、常識で、人を守るように。
社会は、常識で、僕たちを傷つける。
異端者から見た社会はこんなにも窮屈で、残酷だ。
ネタバレは極力避けたいのですが、主人公は社会的のルールにのっとって”少女に手を出した”罰を受けます。
十字架を背負いながら、苦しくもこの世界を生きる異端者の覚悟と姿勢をこの作品から学ぶことが出来ます。
https://lolinaseikatu.com/%e3%82%b9%e3%82%b1%e3%83%99%e3%81%aa%e8%ba%ab%e4%bd%93%e3%81%97%e3%81%a6%e3%82%8b%e3%83%ad%e3%83%aa%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%82%84%e3%81%a3%e3%81%b1%e6%9c%80%e5%bc%b7%e3%81%a0%e3%82%8f%e2%98%86%e3%82%b7/“社会”の通念を無視し、自身の恋心のままに動いたロリコン??
ぼくの小さなはじめてのこいびと

『大好き。大好き。大好き。』より、主人公の初恋がロリだったパターン。
“あの時の娘”のまま、主人公の時間が止まっています。
少女が肉体的に成長していることは理解しつつも、初恋の時のあの娘に自分の想いを一方的に伝え続ける作品。
手を出している姿だけ見ればまぎれもなく”ロリコン”に見えるんだけど、厳密にいえば違うような気もしてくる。
なぜなら、運転手さんがみうちゃん(ヒロイン)を探すのに3年ではなく12年かかったとしても、行動は変わらなかったと思うからだ。
(まぁ、作中「未使用女児ま〇こ!興奮する!!」みたいな発言あったからグレーっちゃグルーなんだけど(;’∀’))
というわけで、ロリだから興奮するんじゃなくて、みうちゃんだから興奮するタイプであれば、もしかしたらロリコンではないかもしれません。
社会的にはひとくくりでロリコンのカテゴリに入っちゃんだろうけどね(*’▽’)
一桁に手を出すにはよっぽどの事情があるか、真性のそれか、どちらかだ。
“社会”から性癖を隠匿し、潜み隠れ続けるロリコン
♀ガキとおじさん
主人公のロリコン独身おじさんは物事の優先度がはっきりしている。
誰かに不信感を抱かれたら、ロリコンであるということバレる可能性が高まる。
だからこそご近所づきあいもしっかりするし、自分が独身者であることや勤め先まで周囲に公表している。
それだけロリコンおじさんにとって世間体は大事なものであって、それを守るためならロリ幽霊が出たとしてもノータイムで殺しにかかるサイコ〇スっぷり!
若干の被害妄想が強い(作品内ロリ発言より)おじさんだからこその行動なのかもしれませんが、ロリコンであるほど几帳面であったり真面目な性格を帯びているキャラクターが多い気がします。
「世間と自分の距離感を重視しなければ、自分の性癖はこの社会と共存できない。」
そういった見切りをつけたタイプのロリコンなのかもしれません(*’▽’)
“社会”の隙間で許されている自分に疑問を持ち続けるロリコン
飼いね子
収録作品「MONKEY PARENT」より。
早朝から娘を激しく求める父親。
眠い目をこすりながらも当たり前のようにそれを受け入れる娘。
この二人の濃厚なSEXから物語はスタートします。
あくまである家庭の日常を切り取っただけの作品なので、この家族の背景は多くは明かされないのですが、読み取れるだけの事実を並べてみると。
・夫婦別居中で、父親が娘を預かり、母親が息子を預かっている。
・別居中だが関係は良好。
・母親は、父親が娘に手を出していることを承諾したうえで、ピルなどを提供してサポートしているし、父親も母親が息子と性交していることを了承している。
きっとお互いの性癖を理解したうえで、別居というスタイルを選び家庭環境を維持しているのだと読み取ることが出来ます。
ここで注目したいのが父親から発せられた
「俺達どうして誰からも叱られないのかな?」
というセリフ。
社会からはタブーとされている少女との性交という行為が、”家庭内での常識”という一種のシェルターの中では許されてしまっている違和感。
無意識化で感じていた思いがポツリと言葉に出てしまった一幕です。
それに対して妻が返した
「自給自足だからじゃないの。」
という言葉がやけにリアルで印象的でした。
“社会”に処される覚悟で、一番望んだものを手に入れたロリコン
時間が止まればいいのに
収録作品『生まれてきてくれてありがとう』では、小〇生を襲うロリコンの心情が赤裸々に記されています。
「正しい好きを持って生まれてきた人がうらやましかった。」
「そのフリをすることも出来なかった。」
「全部捨ててでも一番好きを手に入れられればそれでいい。」
これまでの半生を振り返るような描写と共に飾らない言葉でで行為に至った顛末が描かれています。
一番好きな”少女”に救いを求めるしかない自分を肯定しつつ、少女への歪んだ執着がミックスされて、ぐちゃぐちゃな感情でどす黒い行為にふける姿が心に爪痕を残すような作品です。
自分を救うためには、好きなものを手に入れるためには、こうするしかない。
全部を捨ててまで手に入れたんだ!という叫びのような狂気が感じられて、思わず息を飲んでしまいました(;’∀’)
レイプ作品って女の子の心情を描く作品が多い印象があるから、レイプ犯側の心情にスポットを当てた作品に出合うとめっちゃ引き込まれてしまう!!
あとがき
一口にロリコンといっても、社会に適応できるタイプや暴走してしまうタイプなど、バリエーションがあって面白いよね(*’▽’)
漫画やアニメといったフィクションだから赤裸々に描ける!表現できる!
それを通して読み手が考えたり、意見を出したりするから、理解や共感が生まれてルールや規制に温かみが出てくるのだと思いました。
(なんか知らないけど危なそうだから禁止!!やばそうだからダメ!!があふれる世界はなんか窮屈で楽しくなさそうだなぁと思うんです(*’▽’))
“好き”が尊重されて、多様なエッチな作品が蔓延る世の中を、むっつりな僕は願っています☆
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